女性の仕事をワークライフバランスの歴史で辿る

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女性の仕事の歴史を振り返って、これからの働き方を創造しよう

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女性の働き方を考えるきっかけとなったのは、市役所の男女共同参画事業推進部でパートのお仕事を始めたことでした。そのお仕事の内容が、女性の社会進出に関する資料の整理で、そこに集められた資料を斜め読みしているうちに、女性の仕事の歴史に興味を持つようになりました。私自身、5年ほどOLをしたあと、寿退社して、出産、ようやく3歳になった子どもを保育園に預けて、再開した仕事がこのパートだったのです。もし、そのとき子育てと仕事を両立できる環境にいれば、今も退職せずに仕事を続けていたかもしれないと考えてみたり、これからまさに子育てと両立できるフルタイムの仕事を探そうと考えてみたり、このパートのお仕事は刺激的なのです。もっと勉強をして、女性の仕事について発信していきたいと思っています。

ワークライフバランスの歴史

ワークライフバランスの歴史

ワークライフバランスの歴史を辿ってみると、起源は1980年代のアメリカから生まれたと言われています。当時は、IT技術の革新などによって産業の構造が大きく変化していました。このことにより女性が活躍する職場は飛躍的に増えました。そこで問題になったのは、「女性の仕事と子育ての両立」です。女性従業員が子育てをしながら仕事を続けられるように企業が考え出したさまざまな対策が、今のワークライフバランス支援の始まりとなりました。

アメリカにおけるワークライフバランス

当初これらは「ワーク・ファミリー・バランス」「ワーク・ファミリー・プログラム」などと呼ばれ「仕事と子育て」を意識したものでした。しかし、1990年代ごろになると「仕事とそれ以外の生活の調和」は、未婚の男女や、子供のいない夫婦にとっても重要だと考えられるようになっていきました。理由としては、「自己啓発と仕事の両立」です。アメリカにはもともと終身雇用はありませんので、労働者は資格取得やスキルアップの勉強に取り組み、不意の転職などに備えなければいけません。そうした自己啓発の時間を確保するためには、長時間の残業や休日出勤を減らすことは当然の要求でもあったのです。企業側もこの要望を受け入れるしかなく、また、自己啓発によって労働者がスキルアップすることで、企業力の向上にもつながったのです。

日本におけるワークライフバランス

日本でこのワークライフバランスという考え方が知られるようになったのは、1990年代以降になります。1980年代までは「企業戦士」という言葉があったくらい、仕事に人生を注ぎこんでいました。しかし、バブル経済の崩壊、リストラ、終身雇用の廃止、成果主義、非正規雇用の増加、少子高齢化による労働力の不足、など、雇用の形態や、働き方の多様化が進行したのです。このことにより、共働き家庭が増え、人々の価値観も変わっていきました。企業に依存し経済的に豊かな生活を送ろうとしていた人たちは、企業に依存できない時代になり仕事以外のものに価値を見出していったのです。

働く女性のワークライフバランス

また、少子高齢化の進行で、男女雇用機会均等法の考え方が一般に浸透し、労働力不足を女性の活用に頼る必要性が出てきたのです。出産や育児などで時間的に制約のある女性社員が増えたことで、日本企業もワークライフバランス支援を考えるようになったのです。こうして、行政もワークライフバランス支援を法制化する動きを始めたのです。今後ますます、この支援は加速していくと考えられます。